会期:2024年9月10日(火)~11月30日(土)
今回のミニ展示では、紙を切って作られる「切紙」の中でも手工芸品とは異なり、宗教儀礼や年中行事で用いられる「伝承切紙」と呼ばれるものをご紹介します。一年の幸福を授けてくださる「年神様」をお迎えするための正月飾りや、神楽を奉納する際の舞台飾りなどが代表例です。
伝承切紙は神聖であるだけでなく、造形的にも大変素晴らしいものです。祭祀の場で使われるという性質や地域性、住環境や生活スタイルの変化などで、目にする機会が少ないかもしれませんが、このささやかな展示が切紙文化の一端に触れる機会となれば幸いです。
宝来「壽」
大飾り(宮城県石巻市 飯野山神社)
【関連イベント】高野山宝来づくり体験会 10月14日(月・祝)は こちら