錦絵「古今東京名所 飛鳥山公園地王子製紙会社」

明治16年(1883)/歌川広重(三代)画

製紙会社(明治9年、抄紙会社から改称)の煉瓦造の工場を眺める飛鳥山の花見客を描いた錦絵。王子周辺は、江戸時代から知られる飛鳥山の桜と、文明開化を象徴する煉瓦造の工場を同時に望める名所の一つとして人気を博した。